毎年行きたい紅葉の涸沢カールへ!北アルプス2泊3日の山旅。

こんばんは、ガパちゃんでございます。さて夏も気づけば終わり秋の登山シーズン真っ盛り。

今年は上高地に一度も行っておらず、一年に一回は上高地に行かないとやり残した感がなんとなく残ってしまう。まるでわざわざアウトレットに行ったのに、決めきれずに買い物せずに帰ってきてしまうあの感じに似ている。

と言うわけで、タイミングよく台風一過とてんくらの示す天気予報は見事にA! テンくら様に怯えることなく予定通り秋の涸沢登山計画を遂行してきた。

今回の登山ルートは:

Day 1 上高地〜横尾テント泊

Day 2 横尾〜涸沢ヒュッテ経由〜北穂高小屋泊

Day 3 北穂高小屋〜涸沢岳〜奥穂高岳〜紀美子平〜岳沢〜上高地

涸沢テント場は混むだろうと予想してあえて横尾にテントを張ったが、よくよく考えたら日曜泊だったため思ったほど人はいなかった模様。

アクセス

新宿よりあずさに乗り松本へ。その後松本バスターミナルよりバスで上高地へ。上高地なので新宿から直行バスもあるけど、いつも帰りが渋滞するためあずさを利用することが多い。

活動記録

上高地からぐるっと一周。2泊3日の山旅。

2021/10/2(土)、いざ登山開始。1日目は↓な感じです。

初日は涸沢まで行かずあえて空いてそうな横尾でテント泊

土曜のあずさは登山客で大賑わい。明らかに数年前より登山客は増加している!

まるでスイスの登山列車のように登山客がほぼメインの乗客。いつも通りコーヒーを買って乗り込んだ。松本到着後、若干時間があったので松本バスターミナルの地下にあるスーパーで少し買い出しをする。普通のスーパーなので、食料はここで調達するのが良いと思う。

松本から上高地まではバスで約1時間半程度。今日は横尾までしか行かないので、、、平坦な道を約3時間歩くのみ。平和な一日。

上高地に来るといつも穂高連峰に癒される
登山客が行き交う。長く平坦な上高地〜横尾間。行きはまだしも帰りがもっと長く感じる。

横尾到着後、早速テントを張る。横尾野営場は1人2000円。結構人もいる。横尾には水場もトイレもテン場のすぐ近くにあり、売店でビールも販売している。ハイネケンの缶も取り揃えていた。今日はビールを飲んですき焼きを作流。お米もメスティンで簡単に炊けるので便利。バーナーも要らず固形燃料で行けちゃう。メスティンメニューも色々あるのでそれも楽しい。

野営場案内 | 奥上高地 横尾山荘

山の夜は早いため、ビールを飲んで早々と20時頃には就寝。

2021/10/3(日)、2日目は↓な感じです。紅葉の涸沢へ。

少々予定を遅れて出発。まずは涸沢ヒュッテを目指す。横尾から涸沢ヒュッテまでの道も基本的にはほぼ平坦で整備されているので安心。ゆっくり歩いて3時間かからないくらい。歩いて行くと涸沢ヒュッテに近づくにつれて紅葉の景色が広がってくる。秋は気温も程よく歩きやすい。今日も天気は晴天。

岩がゴロゴロな登山道。滑ることもなく歩きやすい。
涸沢に近づくにつれ色も濃くな流。それにしてもすごい北穂高と涸沢岳。

というわけで涸沢ヒュッテに到着。久しぶりの涸沢ヒュッテ。思ったよりも人は少ないかも。通常紅葉時はこの涸沢ヒュッテはごった返す。1ヶ月前から予約開始するも、週末の予約は電話も繋がり辛い。とりあえずテラス部分に席を見つけ、カレーとラーメンを注文。ビールも飲みたいが、まだ北穂高までの最後の登りがあるので我慢。

この立地。紅葉でなくても絶景。外国の山岳リゾート感。
こんな景色で食べたらなんでもうまい。生ビールはしかしここにはなかった。
やっぱりなんで見ても絶景なり。

いつまでもしばらく眺めていたい景色だが、昼を食べ北穂高岳小屋を目指す。この北穂高岳小屋には2018年に行っており、この小屋からの景色もまた絶景なのです。

北穂へ!ここから約2.5時間。断続的な登りが続きます。はしごや鎖ばもあるものの超難関な箇所はなし。
標高も2000m台後半になると景色もだいぶ変わってくる。さっきまでいた涸沢ヒュッテもかなり下に。

というわけで順調に北穂高岳山頂に到着!3年ぶり。そして引き続き晴天。山頂すぐ横に北穂高小屋がある。

北穂高岳 3106m 日本で9番目に高い山。

2018年に一度北穂高小屋に泊まったことがあり、ものすごい槍ヶ岳の景色が焼きついておりもう一回行きたかった場所。3年後に再訪できた。相変わらずの景色!泊まったことがない方はぜひ一度泊まってみてほしいです。槍ヶ岳を間近で見ながらの北穂小屋コーヒーは格別意外の何者でもない。絶景を見て、小屋のご飯を飲み、ビールを飲む。消灯は確か20時45分、景色に興奮したせいか今日はギリギリまで小屋での時間を過ごした。生ビールもあった。

This is real.この景色。大キレットと槍ヶ岳。勇ましすぎる。薬師岳や水晶岳も望める最高の景色でした。
小屋飯。北穂高小屋は生姜焼き。

2021/10/4(月) 3日目は↓な感じです。この日が一番ロングデイ。北穂高から涸沢岳、奥穂高を超えて上高地へ。

体力的にもハード。朝は4時半に起き、久しぶりの日の出を拝む。朝食抜きにしていたため、持参していた相方手作りのシナモンロール(すでにカチカチ)とコーヒーを昇る朝日を見ながら食べた。

北穂高小屋から久し振りの日の出を拝む。さて!いこか!という気持ちにな。

まずは滑落事故が9月にもあった涸沢岳を目指す。コースタイムをよくよく見ると8時間ちょっと休憩なしでかかるよう。すでに上高地からのバスは16時に予約していたので、朝の5時半に出たとしてもなんだかんだギリギリ。ということで歩けるところはせっせと時間を稼ぐことに。腹の調子も若干悪め。北穂高から涸沢岳方面に歩いていく。基本こんな感じの岩の道のり。

背後に槍ヶ岳。どこから見てもビューティフルやり。

その後もゆっくり歩けばさして危ないとは思わないが、気を抜くと滑落して大怪我しそうな箇所を慎重に歩いていく。とは言えこんな感じ。

地震があったら超危険だ。

ようやく涸沢岳山頂手前に。なんじゃこれ。

大きさが伝わらないが、中央右に青いザックを背負った人がいる。見上げると結構高い。

涸沢岳 3110m 日本で8番目に高い山

涸沢岳から眼下には穂高山荘。そしてその背後に奥穂高岳。涸沢岳山頂でまだ朝の8時。ここからまた穂山荘に下り奥穂高岳まで上がり、さらにその後ろの前穂高岳の前を通る。見えてるけど結構遠い。

ノースフェイスのversa grid expedition フリースを今回も持ってきたが軽くてしかも丁度いい温度を保ってくれるおすすめアイテム。あったく蒸れもあまりせず、そして街でも全然使える。登山用品は本当お金がかかるので、基本ユニセックスで相方と兼用できるか、街でも山でも使えるかの条件が合わないとなかなか買えません。

しかしすごいところにあるな山荘は。
久しぶりの穂高岳山荘。今日も天気良し。

もう一踏ん張りして奥穂高まで上がり、吊尾根、重太郎新道を通り上高地へ。穂高岳山荘からそのまま涸沢ヒュッテに戻るコースもあり。今回は同じ横尾ー上高地を歩きたくなかったので別ルートで帰ります。奥穂手前で見えるあれはジャンダルム様でしょうか。数年前、何にも調べず西穂高からジャンダルムを通り奥穂に来たことを思い出す。あの時は本当に何にも知らず、なんやこの危ないとこはと思ってひたすら歩いた。

ジャンダルム

というわけで奥穂高岳山頂に到着

あんなに近かった槍がこんなに遠くに。

奥穂高岳 3190m 日本で3番目に高い山

あとは下山するのみ!とはいえ鎖場などがまだまだ出てくる。そして歩行時間的にはここからがメイン勝負どころ。何だかんだで5時間の下り。

結構な鎖場
それにしても絶景。焼岳と乗鞍岳、一番奥に御嶽が見える。
ようやく眼下に岳沢小屋が見えてきた。時間的にバスには間に合いそう。
さっきまでいた穂高連邦がもうあんな上に見える。

そしてようやく岳沢までたどり着く。下りは結構長いとしんどい。時間もあまりないので30分ほど休憩し、カレーを食べ、そのまま上高地まで下山。奥穂高ー上高地まで特に危険なところはなく、ひたすら歩き続けるという感じだった。上高地で温泉に入ろうと思っていたが、目当ての日帰り温泉、上高地温泉ホテルは15時で営業終了のためご注意!あと数分早ければ入れたのに・・・。風呂なしで新宿へ戻る

上高地温泉ホテル|温泉 日帰り温泉・足湯
創業文政13年、標高1,500メートル自家源泉かけ流しの宿です。「地もの」を食材に生かした安曇野膳、朝もやの中の早朝散歩、ギャラリーでの展覧会・スライド上映会など心のこもったおもてなしで皆様をお迎えいたします。

というわけで絶景コース+紅葉の涸沢を堪能し、無事下山。今回もお疲れ山でした。秋もあっという間に終わっていき、冬が来る。10月中に次は白根三山でも行こうかと検討を始めております。ではまた。

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