秘境!絶景!密林!雲の平へ。3泊4日、百名山薬師岳(2926m)・黒部五郎岳(2840m)の山籠り

日本最強!北アルプスのPEAKS!

こんにちわ、ガパちゃんです。
久しぶりの2週連続山中でした。今回は3泊なのでちょい長め。

雲の平ー黒部五郎間の動画↓↓↓

いやしかし梅雨明けだと思ったらまた梅雨みたいな天気カムバック。7/15–18で去年のリベンジで雲の平山荘に泊まりにいく!という事で予約もしてたのだが、なんともコロコロ変わる天気。前日までの天気は雨!こりゃもうキャンセルしようかと思いつつ当日の朝起きててんくら見てみると天気は若干回復気味。最高の天気の時に行きたかったけど、まぁ今回は取り敢えず行こう!という事で当日の朝決断。

計画していたルートは折立〜薬師岳〜テン泊〜雲の平山荘泊〜黒部五郎〜テン泊〜折立の予定でテン泊ありきの計画だったけど天気は怪しいので先ず薬師岳山荘泊に変更して夜富山に向かう事で相方も了承。

今回相方ご愛用のミレーのドライなミックスメッシュデビューしてみました。好評なのは知ってましたが、4日間毎日来てみまして、めちゃめちゃ快適!速乾だし、4日間連続で着ても不思議と臭くもなくベト付きもなく不快感が本当になかった!これはおすすめです。

登山日:2022年7月15日〜18日の3泊4日

アクセス:薬師岳の登山口は富山県の折立。富山駅前のバス乗り場からバスで折立まで行くか、自家用車、またはタクシー。今回は、

行きはバス。所用は2時間。(予約したけど当日でも空いていればその場で乗れるとの事)

帰りはタクシー。所用は帰りは70分程で市内に到着。メーターで、折立から空港まで約17000円プラス2000円の通行料を払う。予約は前日で大丈夫でした。おそらく当日でも大丈夫。

このバスで折立へ。

(ちなみに、去年は土砂崩れで通行自体できず断念したけど今年はバスも走っていた。しかしバスは一本のみなので公共交通機関で行かれる方は、行き帰りの計画はこのバスに合わせるか、タクシーを手配)

バスの時間↓↓↓
https://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741

タクシー↓↓↓ 富タクさん 
http://www.tomitaku.co.jp/

結果的な感想:
めっちゃ疲れました!裏銀座縦走の場合最初に急登ガッツリ!その後稜線歩きたまに登り見たいな印象だけど今回のルートは登り降りが割と多めで足パンパンって感じ。天気はあまり良くなかったけど、大自然と秘境感は最高でした。

7/14(木)

会社終わりに急いで家に帰りパッキング。新幹線で富山。富山前泊。そして居酒屋で入山前祝いめっちゃ美味いし安い。

富山前泊で地元の美味しい魚も堪能!2人前の刺身の盛り合わせで1500円

お店:吟魚 https://tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16007011/

前置き長めですが、ここから登山パートです。
コースタイム

新記録の48km!
1日目はとりあえず薬師岳山荘で終了です。
2日目も今見るとハード。
3日目、楽な方。
下山日の4日目は、、、killing usでした。

7/15(金) 6:10発折立行きのバスに富山駅から乗車。折立に8:10到着。途中セブンイレブンでトイレ休憩があるのでここで買い物できる。

いざ入山。薬師岳・雲の平を目指す。

まずは太郎平小屋を目指します。折立〜太郎平もほぼひたすら上り。テンションが高いせいか楽しく歩くが結構きつい。

のぼるのぼる。

太郎平小屋に到着。荷物もおっもいので持ってきていた無印のカレーをさっそく湯煎!

太郎平小屋
無印のカレーと無印のナン。

この時点では、今回は雨だし黒部五郎は断念してもう雲の平山荘まで行って同じ道で太郎平に戻ってここで一泊してバスで富山帰るか?という話になり、そもそもテントもいらんな、、、という話になった。その為太郎平小屋に泊まる旨お伝えして、テントを預かってくれる事に。ありがたや。

話も決まり、昼飯の後出発。そして雨が降り始める。ここから薬師岳山荘まではひたすら雨。登山道も軽い沢のように水が流れている。

ゴロゴロ。

意外と少ない傘利用者。モンベルの傘は軽くて山でも使えるし、普通に日常でも使ってます。風がある時は山では使いませんが、ないときはめちゃくちゃ重宝。おすすめ。

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あと少し。目の前に見えるのは黒部吾郎。

そして薬師岳山荘到着!何だかんだ7時間ちょっとかかり15:30頃になってしまった。

途中でおじさんが薬師岳山荘は綺麗で最高の景色だよ!という事で期待大。山荘はとても綺麗。

しきりもしっかり。

夕食は17:00。この日のうちに山頂まで行こうか迷ったが、ビールの誘惑と疲労に負けて明日の朝登る事に。久々の山荘で相方と飲みながら語り明かす、、、つもりが即爆睡!

やくし愛を感じる夕食。肉じゃがと天ぷらとトンカツ。

(予備情報:薬師岳山荘には生ビールはありませんでした)

雲がなくなると槍ヶ岳と虹が見えた。

7/16(土)

朝食後、薬師岳山頂へ。山頂では生憎のガースー。途中で晴れ間が広がり薬師岳の全景も綺麗に見えたのでよしとします。

2926mもあったんだ笑
薬師岳の稜線。空がめちゃめちゃ綺麗でした。
相方、、、スーパーサイヤ人化。

おかみさんがよく声をかけてくれてとても優しくまだ来たいと思える山荘だった。

さて雲の平へ。太郎平まで一旦戻る。下りは楽々。水も引いた。

こんな暑いのに所々雪残ってる。

薬師沢山荘まではかなりの下り。薬師岳山頂が2800m程度で薬師沢山荘が1900mとこりゃまたかなり下る。雲の平は2500mほどなので今日の標高差はきつめ!と知りつつ歩く。しかし花の季節なのか高山植物がめっちゃ色々あっていちいち可愛らしい。

芸術的な和菓子のよう。

しかしなかなか良さげな佇まいの薬師沢山荘。ここで泊まって飲みたいと思った。ここでチキンラーメンの昼飯。牛乳が売ってたので購入。山奥で飲む牛乳の美味い事。その後吊り橋を越えてここからもはやジャングルトレッキング(急登)。しんどいパート。でも緑の深さに癒される。

薬師沢山荘横の吊り橋
泳ぎたいやつ。
山奥・原生林って感じで気持ちがいい!
アラスカ庭園?なんでそう呼ばれるのか・・・雲の平山荘まであとちょっと!

そしてなんとか雲の平山荘到着!直前に雨。ギリギリセーフ!やっとこさ去年のリベンジを果たせた。

雲の平山荘内部。本日の寝床。
雲の平山荘
趣のある時計
こんなに山奥なのに人沢山。夜の集い。(雲の平に関する映像)

雲の平山荘に生ビールはなかった。夕食は手作り石狩鍋でした。

7/16(日)

実は朝まで悩んでいた。

カフェメシ的な朝ごはん。お麩が美味しいお味噌汁。

本来黒部五郎岳を周るルートで折立へ戻る予定だったがどうも天気も宜しくなさそうで、朝の天気次第で折立まで来た道を戻るか、はたまた黒部五郎方面に行くか。

悩みつつ準備を済ませよっこらせ。そして起こるハプニング。

登山靴を履こうとすると相方があんたこんな靴の結び方する?とわしと全く同じ靴を手に持ちながら話しかけてくる。いや、そんな結び方はせんな〜。

靴のサイズを見てみると25.0 wide・・・

わしの靴は通常26.5cm。誰か間違えて履いて行ったのだ。どうしようか。取り敢えず焦っても怒っても仕方ないので山荘の方に相談してみる。山荘のお姉さんが、”あーやられましたねー、、ちょっと待ってくださいね、、、”と何かを確認してくれるよう。取り敢えず試着してみるが流石に25.0cmは入らん。。これは最短ルートで折立に戻るしかないかと考えていると、山荘の方が何やら両手に靴らしきものを持って立っている。

“小さい靴で歩くのは足を痛めるから、この長靴か作業靴ならお分けできます。この作業靴はベアフット系ですね!笑”と、ナイスなワードセンス。流石雲の平山荘のスタッフ。まるで金の斧、銀の斧状態だ。見た瞬間正直これで歩くの?!笑 と思いつつ、ご好意に感謝しつつ試し履き。サイズはぴったりでむしろキツキツの登山靴よりはマシかも。という事です悩んでも仕方ない、雨なので単純に長靴が勝つと思い長靴をピック。人生初の長靴登山が始まった。雲の平山荘に長野朝日放送の方がおり伊藤新道復活プロジェクトの撮影をしていた。長野県内のみで近々放送されるらしい。

タフテックの長靴

雲の平山荘を出ると雨は降っておらず。霧に包まれた状態。念願の山荘前で記念撮影。てんくらは何故かA。取り敢えず電波のある地点を探しつつ歩く。スイス庭園を超えたあたりで電波がつながったので黒部五郎小舎に電話して今夜の寝床を確保。次に翌日の折立〜空港までのタクシーにも電話して予約。全て問題なく手配できたので安心して歩ける。

夏の景色とは思えない雪渓。

長靴登山は思ったよりも悪くなく、気持ち強目の足ツボマッサージを受けているような感覚。見た目はもはや魚屋。でもこれなら何とか今日は歩けそうと思った。

天気も回復し始めて、黒部源流の石碑あたりで水浴び!清流に頭をぶち込んで爽快感最強。手拭いで体を拭き拭きし汗を落とす。

色んな風景が続くこのルート

三俣山荘まで登り切ったあと、しばし三俣山荘で休憩。去年は裏銀座ルートの時に一度お邪魔している。

鷲羽岳と三俣山荘
鷲羽ワリモ水晶一家。

ここから三俣蓮華岳に行けるものの足パンパンなので巻道ルートで黒部五郎小舎へ。とは言えもちろん登りあり。黒部五郎小舎手前の下りもなかなかじらされる。(小屋は見えるのになかなか着かない!笑)

そしてようやく長靴で黒部五郎小舎とうちゃこ!またまたついた途端に大雨!いゃ〜本当にタイミングが良い。

寝床はこんな感じです

結局この3日間は全部小屋泊となった。

さて、まずやるべきは下駄箱調査。もしかするとわしの靴を履いて行った人がいるかもしれない。と、下駄箱の靴を片っ端から調査してみる。

すると、、、

ちょいちょい!嘘か誠かあるではないかモンベルの靴が!この気持ち、見てはならぬものを見てしまった気分である。そしてまたまた山荘の方にご相談。どうやら団体さんの方のようで呼んできてくれました。兎にも角にも靴は戻ってきました。(やり取りは割愛) 

これで明日からまた通常の登山靴で歩き始められる。まるでカジノで大負けしその最後に一発当てて負けを取り戻した沢木耕太郎の気分であります。

黒部五郎小舎の夕食は豪華美味しかった。

2回目のとんかつ。そして味噌汁にはお麩。お麩ブーム??

小屋も綺麗で快適。今日も7時台には気を失う。

7/17(月)

なんだかんだで最終日が一番長い歩行時間。正直相方もしんどそうだけどせっかくここまで来たし!という事で3:30に起きて準備。そして4:30にめずらしく予定通り出発。うっすら明るくなっており夏はこれだから良い。よし、気合い入れましょ。弁当も受け取り完了。

出発!

今日は何やかんやで10時間コース!黒部五郎小舎 〜折立までのYAMAPのコースタイムは9時間。余裕を見て10時間コース。YAMAPは時間はわかるが距離は表示されない。結果的にこの日だけで25kmほど歩くことに笑 10kgを背負っての25kmて何やねん!と後々思った。

まずは黒部五郎岳。

まー登る登る。標高差は300m程。楽しみにしていた黒部五郎カールはガースーのため見渡せず。残念。ゼーゼー言いながら黒部五郎の肩に到着。ザックを置き山頂へ。

ガースー元首相状態。

さてさて登山もいよいよ終盤。
ここからまた太郎平まで戻る訳だが、三つのピークを経るアップダウンが続く。4日目にこれはきつい。1日目でもきついと思うが。

黒部五郎 2840m

2555mまで下る

赤木岳 2622m

北ノ俣岳 2662m

太郎平 2373m

折立 1350m

という事感じです。盛り沢山すぎ!!!
天気は良くなく時折晴れ間が広がる感じ。気合いで歩き続ける。

途中でお弁当タイム。
また現る薬師岳。

そしてよーーーーーーーやく太郎平小屋に到着!
足はもはや棒!ここからが正念場の3時間。預けていたテントを山荘で受け取る。お礼に募金箱にお札を投入、ありがとうございました。

もはや記憶にない太郎平小屋から折立への道のり。テントの重みがさらに体力を奪いつつ、ゆっくりゆっくり下山を続ける。

最後の一踏ん張り!

いゃ〜本当に足がカチカチで休憩とストレッチをこまめにし、14:30に折立に到着。飲み会に例えるなら始発まで飲み続けた感覚。お疲れ様以外の何者でもございません!怪我もなく喧嘩もなく無事に帰還!

と言うわけでタクシーのおいちゃんと合流し、空港近くの温泉で4日振りの入浴!そして帰路へ。

立ち寄り温泉↓

まちなか天然温泉ゆくりえ
https://toyamaonsen.jp/

茶色の天然温泉でお肌もキュキュキュのとすべすべ系でよかった。飲食スペースはなし。

その後空港に向かい、空港一階にある寿司屋で乾杯!と思っていたが何と残念!17:00の時点で既にネタがなくなり、、、閉店。連休最終日という事で申し訳ないと大将。

結果的にめちゃめちゃ満足の4日間でした!山はほんっとに精神を洗ってくれる。上ったり下ったり晴れたり曇ったり雨降ったり、人生そのものだなと改めて感じた旅でした。そしてしっかり一緒に歩いてくれた相方に感謝。終始顔が浮腫みまくりパンパンでブサイクなわしでした。

ではまた次回!次は南アルプスか?

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